これで最後です。

【プレインズウォーカー編】
*ボーラスの工作員、テゼレット
デッキ名にもなっている花形カード。その全ての能力に使い道があり、考えながら起動させなければいけない。増やすか、殴るか、使い捨てるか、保持するか。他のPWでのボードコントロール奪取を目的とするt赤型と違って、UB型ではこのカードが明確なゴールになっている。なので、マナブーストファクト多め、アーティファクトカウント多め。

*ウルザの後裔、カーン
今までのテゼレッターには無かったハードパンチャー。イメージとしては強化版タルモを盤面に供給し続ける何か。こいつが落とされても残ったトークンがデカすぎてそれだけで勝てたりする。今意外とプッシュがいないのも追い風。罠橋置いてても、いつ壊されるかわからんし、凄いトークンが出来れば自分で橋を壊してそのまま殴りかかれば良いのだ。どこを取っても4マナの性能ではない。これを使いたいが為に、アーティファクトカウントを増加、t赤を切る選択肢をした。

今回不採用にしたカード群
*ダク フェイデン
デスタクとMUD相手に酷いことをするカード。他のデッキだと液鋼とタッグを組んだり、手札をルーティングし続け、弱いトップを弾いたりする。この相手も対象にできるルーティングが意外と重要で、弱者の剣を墓地に落としたり、後述の赤単ダレッティ氏の財宝発掘能力のサポート、罠橋のための切りやすいハンドへの交換、概念泥棒やchainsとのコンボがあり、t赤型の心臓部である。カーンを使いたいために今回は採用見送り。

*屑鉄の学者 ダレッティ
ルーティングと財宝発掘能力を持つ特殊なPW。+2から入ると忠誠値が7あるので滅多なことでは落ちなくなる。ダクと違って奥義も飾りではないので、墓地が弱ければ狙っても良い。

*巧妙な偶像破壊者 ダレッティ
赤黒のダレッティ、トラミュの餌を供給したり、相手のクリーチャーや針を壊したりする。液鋼と組むことで、こっちのフラッドした土地を相手のクリーチャーと交換したり、相手の土地を割ったりできる。強い。

*悪夢の織り手 アショク
デルバー系に出せば強そうだけど、流石に悠長過ぎた。

*精神を刻む者 ジェイス
罠橋を置いてこいつ置く=Win!なのだけど、枠の都合でパス。こいつに限らず、PWを散らして採用することで、相手の針を避ける効果あり。

*求道者 テゼレット
置いた瞬間ヘルム持ってこれるナイスガイ。罠橋を持ってきても良い。5マナはネックだけど、欠点はそこだけなので今後も要検討。



【インスタント・ソーサリー編】
*Transmute Artifact
弱い修繕。こう書くだけで強スペル感漂う。コストじゃなくて、解決時にファクトをサクるところは修繕より強い。状況に応じてアーティファクトを場に出すのは流石に強力で、シルバーバレット戦略を取れる、スロットの緩和を助けてくれる唯一無二のカード。欠点は値段。

*意志の力
レガシーの代名詞。チャリス1にウィルを打たれたらら打ち返せば多分勝てる。無くても良いし、無い方がデッキのブルーカウント気にしなくて良くなるので楽になるところもあるけど、入れることによりメインからANTやリアニ、赤単プリズン等のストンピィ系との相性が良好になる。最近多いデッキばっかじゃん…。ANTのハーキルには対応できないと死ぬのじゃ(自明の理)メインでウィルを見せた後は全抜きして、サイドカードを差し込みブラフに使えるのもグッド。

*集団的蛮行
メインはハンデス込みの前方確認。ついでに死儀礼デルバーを殺す感じ。弱者の剣とかサイド後ダブついた黒力線を捨てて罠橋をアクティベイトさせたりもする。

*狼狽の嵐
カウンター合戦やブッパデッキと相対した時に入れたい。チャリス1の上からでも仕事できるのは強い。

*毒の濁流
リセット。罠橋で対処できない小粒、死儀礼、渋面殺すマン。打ち消されると死ぬので、打つ時は相応の覚悟が必要。

今回不採用のカード群
*誤った指図
対ヒム最終兵器。衰微にも状況により対応可能。URデルバーとかにはウィルより強い局面がある。ただグリデル相手には効きが薄いので今回はパス。

*コジレックの帰還
インスタント、ライフ減らない点ではデリュージより強いけど、ネメシス死なないので。

*罰する火
マナベース壊れるけど、死儀礼、デルバー、デスタクの面々絶対殺すマン。ルーンマザーやネメシスが死なないのと、土地単やANTには当然無駄スロットなので今回は見送り。燃え柳を採用することにより、不毛にも弱くなるしね。

*精神壊しの罠
ANTへの憎しみが限界を超えたら採用します。

【エンチャント編】
*虚空の力線
相手限定の墓地対策って強い。ヘルムヴォイドの布石、2撃必殺。デルバー、奇跡、リアニ、ANTと墓地対策したい相手は結構いるので、ダブつき覚悟の4枚採用。

*chains of mephistpheles
ブレストが嫌いになったらサイドインするカード。t赤だとダクとコンボしたりする。グリゼル使ってくるデッキにもインするけど、手札循環自体は許してしまうので過信は禁物。UB型ならt赤型より採用優先度低め。

今回不採用のカード群
*the abbys
情で採用したかったカード。高かったけど、ネメシス、ヤンパイの前では無力なので、ヤンパイ抜きの4cが増えてきたらワンチャンあるから(震え

*惰性の網
黒力線と合わせて護身完成するカード。効果知ってる人おる?ロマンはあるけど、今日の運勢が一位じゃなかったので不採用。

*秘儀の研究室
ANT相手にハーキル打たれてもまだ負けじゃ無いカード。でも多分蒸気が絡みついてきたり、突然衰微したりする。スペル構えた方が良いな、うん。

*飛行機械の諜報網
動き出しが遅い苦花。ドローもできる。ドローは強制なので、罠橋とは相談しながら攻撃しよう。

*アンティキティー戦争
死なないテゼレッター型時限爆弾。あくまでも時限爆弾なので、柔軟さに欠けるのが難点。

*血染めの月
毒を以て毒を制する。グリデルにも4cにも劇的に効く。印鑑かモックス置けてなければ自分にも劇的に効く。4cがもっと頑張ってくれれば、t赤型で使っても良いね。

最後に、テゼレッターはもちろんトップメタにあらず、悔しい負けを何度も経験してきました。けど、テゼレッターの多彩な動きはテゼレッターにしかできないし、ドミナリアでのカーンの登場は確実にこのデッキを強化してくれました。これだけ手の内を明かしても、テゼレッターの引き出しはまだまだありますし、変幻自在ぶりは対戦相手を惑わしてくれる自信があります。

これを読んで一人でもテゼレッターを組む同志が現れんことを祈ります。


コメント

拉麺マン
2018年5月8日3:01

はじめまして、リンクさせていただきました
最近レガシーのテゼレッター揃えて使い始めたので参考にさせていただきます
少しお聞きしたいのですが、個人的にソプターコンボがあまり信用できない(鋳造所がファクト破壊の的にされやすくて中々揃わない)ので抜いてしまってメインからヘルムヴォイドにしようかと思っているのですがやはりメインはソプターコンボの方が優秀なのでしょうか?

tessenn
2018年5月14日3:24

コメントありがとうございます。

メインからファクト破壊を積んでいるデッキはBG系の衰微と赤単プリズンの削剥くらいなので、ある程度の信頼性はあると思います。特にグリデルに強いところは良いですね。

ヘルムヴォイドはやはり奇襲性を持たせたいので3ゲームで決めるのは1回にしたい。レイライン単体をあまり苦にしないマッチ、グリデル、エルドラージ、デスタク、赤単プリズンがままあるので、個人的には採用を躊躇います。もしメインでヘルムヴォイドを入れるなら、ハンドに溜まったレイラインを切る手段を意識した方が良いかもしれませんね。知識の渇望、クロムモックス、交易所などはどうでしょう。

拉麺マン
2018年5月17日3:12

回答頂きありがとうございます
メインのファクト破壊では4Cレオのコラコマにやられることが多かったです
確かに虚空の力線は刺さらないマッチアップでは完全に死に札なのでメインは受けの広いソプターコンボでサイドヘルムヴォイドの方が理に適ってますね…
知識の渇望や交易所はハンドが腐りやすいテゼレッターには入れたいのですが中々枠が無くて入れられない感じですね…
もうちょっと自分でも構成考えてみます

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